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LA SIORA Recruiting

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人は選別したものだけを見る

先回の記事の最後で、

でもね、それは解るべきことでなく、見えるべきことなんです。

だけどほとんどは見えないままでいる。

いわゆるストコーマ(心理的盲点)ってのがあるからです。

これを外す訓練はちょっとやっておくと良い(以前書いたかもしれません)。

訓練というより、そういうものがあるんだ、それってこういうことなんだ、ってのを知っておくと良い。


って話を書きました。

その具体例がこちらの記事です。


人は網膜に入る情報をすべて見ているわけではありません。すべて見て記憶するのも脳のスペック上は可能だけど、脳の活動にすべてのカロリーを費やしてしまうでしょう。

生体の維持の必要なカロリーはなくなってしまう。つまりすぐに餓死してしまうでしょう。

いつもどおりの通いなれた道筋で駅から家に帰るとします。駅をでてコンビニをみて右に曲がり、次の路地を左へいって、、、というようにすべてを見て判断して、家に行き着いているようで、実はそうではない。

脳内に蓄積された最低限のイメージを取り出して、最低限の分だけを新しく見て、最低限の脳の活動で済ませています。

・酔っ払っていて記憶が無いのに家に行き着いた。

・駅から考え事をして歩いているうちに家の前についていて驚いた。

こんな経験があると思います。

視界には入っている、網膜には写っている。だけど脳は見たものの多くを認識していない。この場合は脳内にある記憶映像のうちから、家に帰り着くための最低限の記憶をなぞりつつ、必要最小限の網膜に写った画像を認識して、帰っているのです。

家に帰るためには、町内会の看板の情報などはいらない。網膜に写っても意識してない、つまり自分の意識としては『見えてない』ってことです。


ここで実験をひとつ。

いつも行くカフェがあれば、思い出してみましょう。赤い色のついたモノがそのカフェにありましたか? カフェの看板の文字は赤でしたか?

意外とわからない。毎日見ているのだけど思い出せない。網膜に写っているけど、見ていないんですね。

じゃあカフェに行ってみましょう。

全体を見回してから目を閉じる。赤い色でどんなものがあったか思い出してみましょう。

あまり思い出せないはず。

赤い色のあるものを見つけるぞ!と決意してから目を開きます。

赤いモノが目に入ってきます。あれ、こんなのも赤かったんだ?こんなモノがあったんだ?

また目を閉じて青いモノをイメージしましょう。あんまり思い出せない。

青いモノを見るぞと決意してから目を開ける。

青いモノがたくさん目に入って来ませんか?


この訓練を1週間、できれば1ヶ月やってみてください。


人は脳のフィルター「RAS(Reticular Activating System)という活性化ネットワーク」を通して認識したものしか見ない。

赤いモノを見るぞ!と思うと、赤いモノを見るための(その他の色は見ないための)フィルターが用意されるってことが、実感できるはずです。


今まで見えていなかったものが、不思議に見えてくる(聞こえてくる、感じはじめる)。

盲点(ストコーマ)が外れたのですね。

ストコーマが外れたといっても、すべてのストコーマが外れるなんてありえない(ありえるとしたら解脱したお釈迦様とかでしょうか?)。


目的づけされた意識によって別のフィルターが作成されたということだと思います。


ブログに書いた例で言うと、

この人は パリに住みたい! というフィルターを掛けて物事を見ている。


そのフィルターはきっと、とても強固でブレない強いフィルターなんでしょうね。


フィルターを維持しているのが、将来のイメージの実現への意欲です。そのイメージが現状以上の臨場感を持ち始めると、潜在意識はそのイメージを現状と勘違いします。

だから今日本にいて普通に生きている現状は、脳にとってのリアルな現状ではない。パリで暮らしている状態が、脳にとってのリアルな現状である。

潜在意識はそれを現状維持しようとして、現状ではない日本で生きている普通の現状を変えようとする。

脳はそれを達成するためのフィルターを用意して物事を見るようにさせる。

潜在意識は、あなたに対し日本にいる現状が心地よくないと思わせる。現状に違和感を感じ、パリにいる状況を考えると心地よさを感じるように仕向ける。

今まで見えないモノが見えるようになった。ストコーマが外れ、目的に向かう違うフィルターがつくられたという感じでしょうか。

(つづく)